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そもそもFP技能検定って何?
ファイナンシャルプランナーという名前を聞いたことがあるという人は、だいぶ増えてきたようです。しかし、どんな事をする人かは、いま一つ理解されていないようにも思います。さらに言うと、定義自体があいまいで、もともとの言葉の意味からだいぶ変化してしまっている印象もあります。
個人的にはFP2級はおすすめの資格です。こんなふうにブログを作っているくらいですからね。なぜおすすめかというと、仮に仕事で使わなくても私生活で知識を生かすことが出来るからです。他の資格だと、なかなかこうは行きませんよね。仕事で使えなければ、ほとんど役に立たないものも多いですから。
FP技能検定の仕組み(2級を中心に)
■ FP技能検定を実施する試験期間が2つあるのが混乱の最大の要因
FP技能検定は、大変複雑な仕組みをしています。混乱しないで1回で理解できる人はほとんどいないでしょう。こんな複雑な仕組みになっている最大の理由は、試験機関が金融財政事情研究会と日本FP協会の2つあるためです。歴史的経緯を考えればある程度は仕方が無い事ですが、受験生には不親切だとは思います。
■ ファイナンシャルプランナー関係の資格について整理してみよう│ 特にFP2級とAFPについて
ファイナンシャルプランナー関係の資格には、国家資格と民間資格があります。そして、それらは互いに関係しあっています。はっきり言って、とても複雑です。しかし、この点について理解しておかないと、受験する事すらままなりません。FPの知識の習得とは全く関係ない無駄な労力だと思いますが、避けられない事なので最初に理解しておきましょう。
■ FP2級の受験会場は予めある程度わかる│ 市町村名だけで選ぶと失敗するかもよ
FP技能検定の試験会場は、基本的には市町村単位で選ぶようです。しかし、自分が住んでいる市町村を安易に選ぶと、面倒な事もあります。過去の試験会場が公開されていますから、それを参考に交通の便が良く土地勘がある試験会場を選ぶ事をおすすめします。
■ 実技試験と学科試験の両方に合格しないとFP2級を取得できない
FP技能検定の特徴は、実技試験と学科試験の両方に合格しないと、資格が取得できないという事でしょう。そもそも、FP2級の実技試験は、学科試験と言って良いような内容です。名称的にちょっと無理があると思っているのは、私だけでは無いと思います。まあ、技能検定という制度に乗っかっている以上、仕方がないことなのでしょうけどね。
■ FP2級には受験資格が必要です│ しかもどうやって受験資格を得るかは自分で決めないといけません
FP2級は誰でも受験できるわけではありません。一定の受験資格が必要です。しかも、受験資格を得るには、いくつかの方法があります。ですから、どの方法で受験資格を満たすかは自分で選択しないといけません。実は、この決断が結構面倒です。
■ FP2級3級は年3回受験できる│ このメリットはかなり大きいよ
FP技能検定の特徴は、年3回受検できるということでしょう。このメリットは、結構大きいと思います。多くの国家資格試験は、年1回受験という事が多いです。という事は、タイミングが悪いと、受験するまでに1年以上かかってしまいます。さらに、仮に受験に失敗すると、もう1年待たないといけないのです。はっきり言って、一つの資格に2年もかけていられないですよね。
通信講座・AFP認定研修
■ ECCのFP2級講座は低価格な上に内容が充実している通信講座│ もちろんAFP認定研修です
AFPの認定研修は数ありますが、個人的にはECCの通信講座がベストだと思っています。低価格なのに教材が充実しているからです。その上、合格実績もわるくありません。認定研修選びで迷っている人は、どこがいいのかチェックしてみてください。私が言っていることがわかっていただけると思います。
FP2級の学習方法・合格までのスケジュール
節約のために、独学でFP2級を目指すと言う人もいるでしょう。参考書と問題集だけを買ってきて、受験勉強をするという人です。受験資格がなければFP3級合格後にFP2級の受験をするという選択をする人ですね。この行為は、一見経済的に合理的なようにも思えます。でも、本当にそうなのでしょうか?過去の試験データなどを見ると、独学の人は合格率が低いのではないかと思えます。
■ FP3級→FP2級を受けると言うルートはおすすめし難い│ FP3級の実技試験は、実力者だも不合格の可能性がある
FP2級を受けるには受験資格が必要です。合格までに必要な最短時間を考えると、FP3級の取得もAFP認定研修の修了も同じくらいでしょう。しかし、個人的にはAFP認定研修をおすすめします。FP3級の実技試験は、実力者でも不合格の可能性が否定できないのです。
何かの質問サイトに、ファイナンシャルプランナーの2級に2ヶ月で合格できるか、というような質問がありました。確か知恵袋だったかな?実際のところ、2ヶ月程度の準備期間で合格が出来るものなのでしょうか?また、制度とのからみで、短期間で合格する事に障害はないのでしょうか?
■ FP2級合格に必要は勉強時間は200時間│ 1日1時間勉強して半年ちょっと位
資格学校の資料によると、FP2級に合格するための学習時間は160から180時間程度なのだそうです。これは講義時間も合わせた数字です。ということは、スケジュールを組むときには、200時間程度を見込んでおけば余裕を持って合格できそうですね。もっとも、既にある程度の知識がある人は、もっと短時間で合格できるでしょうけどね。
■ FP2級の合格に役立つ勉強法は?│ 過去問対策一択でしょう!
どんな勉強法をとれば、FP2級に合格できるのでしょうか?私のおすすめは、なんと言っても過去問です。過去問中心に学習する事で、かなり効率的に学習が出来るでしょう。なぜ過去問が大事かというと、出題されやすいジャンルをチェックできるからです。試験に出題される箇所を勉強できれば、当然合格し安なりますよね。
■ FP2級講座やAFP認定研修の受講形態は様々│ 一口に通学講座・通信講座と言ってもその形は色々です
■ FP2級講座やAFP認定研修の受講形態は様々│ 通信講座について
日本FP協会の民間資格であるAFPを取るには、AFP認定研修を受けないといけません。しかも、この研修の修了はFP2級の受験資格にもなっています。ところで、AFP認定研修と一口に言ってもその受講形態は様々です。通信講座もあれば通学講座もあります。通学講座も資格学校が行なうものだけではなく、大学での公開講座などもあるのです。
■ FP2級対策の通信講座にはAFP認定研修以外の講座もある
FP2級の通信講座というと、AFP認定研修だと思う人も多いでしょう。しかし、実は、AFP認定研修以外の通信講座も結構多いのです。AFPを取りたい人や2級の受験資格が欲しい人は、うっかり間違えて認定研修ではない通信講座を選ばないようにしましょう。逆に、予算を抑えて勉強したい人は、認定研修以外の通信講座も良い選択肢だと思います。
AFP認定研修と一口に言っても、価格差は結構あります。4万円ちょっとで受講可能な講座もあれば、20万円近い講座もあるのです。もちろん、安ければ良いというわけではありません。しかし、講座の内容は必ずしも価格に比例しません。リーズナブルな価格で、内容も充実した講座を選びたいものです。
コスト面にこだわるのなら、通信講座や通学講座を使わないで受験するのが一番安上がりでしょう。テキスト・問題集代と受験料だけで資格の取得が可能です。しかし、通信講座に頼らないで合格する事は可能なのでしょうか?あるいは、独学だとどの程度不利なのでしょうか?
FP技能検定の知識の実生活への利用
ファイナンシャルプランナーというと、保険の専門家だと思う人も多いでしょう。実際、保険関係の資格についているFPの有資格者はたくさんいます。また、ファイナンシャルプランナーが相談に応じるというような宣伝広告をしている保険関係の会社も多いです。でも、FP技能検定の知識だけで、生命保険の見直しは出来るのでしょうか?
テレビ番組の影響でしょうか、FPと言うと資産運用の専門家だと思っている人も多いようです。さて、実際のところはどうなのでしょうか。FP2級の知識を活かすことで、資産運用が出来るものなのでしょうか?残念なことに、どうもFPの知識だけでは、資産運用の知識としては十分ではないように思われます。
■ FP2級を取っても資産運用は出来ないけど、決して無駄ではない
残念な事に、FP2級の知識だけで資産運用をする事はできません。しかし、資産運用に必要な知識の一部は身につけることは可能です。資産運用について学ぶ第一歩として、FP2級の知識を活かしていくといいでしょう。ただ、手っ取り早く結論だけが欲しい人は、値が言う方法を選んだ方がいいかもしれません。
FP2級の教材やツール
■ ファイナンシャル・プランナー2級の学習も出来る電子辞書│ XD-D9800 他
最近の電子辞書の中には、国家試験の問題と正解を収録したモデルも存在するようです。こういった電子辞書が役に立つのかどうかはよくわかりません。また、コンテンツに関する情報も限られているので、正直に言って、おすすめはしにくいです。電子辞書を買う予定がある人は、試してみても良いかもしれないという感じでしょうか。
FP3級について
■ 資産運用に活かしたい程度なら3級で十分だと思います│ 余った時間は運用の勉強にあてましょう
FP技能検定で問われる知識は、資産運用の役に立つものも多いです。しかし、それだけで資産運用ができるかというと、それほど甘いものでもありません。資産運用のためにFPの知識を学ぶなら、先ずFP3級の勉強をしましょう。そしてその後、具体的な運用の勉強をするといいでしょう。2級がほしければ、その後取ればいいと思います。資産運用にのみ興味がある人なら、2級はなくてもいいかもしれません。
■ FP3級は独学で合格可能な試験│ もっと言うと、学科だけなら山勘でも受かるかも
FP3級は独学で合格可能な試験なのでしょうか?通信講座などを利用しないと、何か不利になる点はないのでしょうか?FP3級に関しては、通信講座などを使う必要はないかもしれません。また、そういう講座を使わないからといって、合格率が大きく下がるということもなさそうに思います。
■ 9,000円で受講できるFP3級の通信講座(ゼミネット)│ 正確に言うとネット動画講座だけどね
FPの通信講座もAFP認定研修でなければ、かなり安い価格で受講できます。2級講座なら2万円程度から受講可能ですし、3級なら1万円を割る講座すら存在します。ということは、テキストや問題集数冊分の価格で受講できるということですね。
資産運用に活かせるFP2級の知識
FP2級の知識は、実際の資産運用に活かせるという1つ目の例です。具体的には学科試験で、長期金利が上昇すると株価がどうなるのか、が問われています。基礎的な知識だから、FP2級の勉強をするまでも無く知っている人も多いでしょうけどね。でも、株式投資の入門書にはこういったことが書かれていないものも多いようです。
■ パッシブ運用とアクティブ運用│ 2級学科試験の過去問より
投資信託の運用方法は、パッシブ運用とアクティブ運用に大別されます。それぞれの運用方法の特徴とメリット・デメリットは、投資信託の購入を考える人なら、誰でも理解しておくべきポイントでしょう。ちなみに、パッシブ運用とアクティブ運用に関する問題は、FP2級の学科試験で繰り返し出題されている印象です。難しい知識ではないので、しっかり身に着けて得点源にしてください。
FP技能検定のニュース
■ FP技能検定の問題漏洩でもう一つ気になる点が│ 厚生労働省への連絡が遅れたのは何故?
2013年1月試験での情報漏えい問題で、厚生労働省への連絡は翌日になってからでした。これって遅すぎる気がするのですが。それに、当日の朝連絡があったのなら、試験を中止にできなかったのでしょうか?
事実関係が分からないので、なんともいえないところもあるのですが。対応がごてに回っている気がして、ちょっと気になります。
FP技能検定の試験問題が、試験日の数日前から閲覧可能な状態だったようです。そして、実際に閲覧した人も20人程度ですがいたようですね。
正直意に言って、こんなずさんな情報流出のニュースは初めて目にしました。FP技能検定は一応国家試験なんですけどね。
それにしても気になるのは、今後の対応です。再試験の可能性も捨て切れませんね。あるいは、今回の試験事態が無効になる可能性だってありえます。
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